SSブログ

虐殺器官 [映画]

虐殺器官
待った甲斐がありました。
もともと、一年以上前にできていたはずのこの映画。

伊藤計劃三本連続上映のトップを飾るはずだった作品です。

結果としては、これが最後でよかったと思いました。
本の中でもこれが一番好き。
実質的には彼が書いたのはこれとハーモニーの二つだけ。

ハーモニーはかなり原作に忠実に作ってあったので、こちらはどうかと思っていました。
個人的には好きな情景がカットされていたりして、こういう作り方もありなのね、という感じもしないではありませんでした。
例えば、導入部とか、ラストのシーンとか、本とは違いましたよね。
あの部分が私の中では大きなウエイトを占めているので、あらっ?ていう感じ。

全体としてはかなりいい感じにあの世界をあらわしていたのではないかしらと思います。
でも、ラストシーンを期待して、エンドロールが終わってからわくわくしてたら終わっちゃった。
あのラストが重要なのに。
本を読んでいなければ、まったく違う印象になってしまうかもしれない。
彼が最後に何をしたのか、わからない。

もし、映画しか見ていない方がこのブログを読んでいたら、本を読むことを強くお勧めします。

一日に一回しか上映していないということもあってか、平日の夕方でしたが、結構、混んでました。
水曜日なので女性が多いかなぁ、と思っていったのですが、割と男性、しかも仕事帰り?早く上がってきた?という感じの方もちらほら。

それと、ジョン・ポールの櫻井さん。
もうあの手の役はこの人のはまり役としか言えないですね。
ってか、填島とかぶるったら。
似たようなせりふも出てくるし、長台詞も多い。
台詞を聞かせることができる、うまい役者だと思います。
中村さんにしても、櫻井さんにしても、作ってる感がなかったですね。
全部ではないですが、他の声優さんの中には時々台詞に引っかかりを感じた方もいました。
というか、それだけ彼らの台詞が自然な感じで出てきていたのかもしれません。

今月来月は見たい映画が多いので、もう一回見に行くかどうか、相当悩みそうです。
うーむ。
タグ:虐殺器官
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。