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1984年 [本]

1984年
読んだことがなくてもSFの好きな方ならタイトルは知っているという本です。
ジョージ・オーウェルの名作のひとつと言われています。
ディストピアものとしても知られていますね。

実は、SFやファンタジーを読み始めたほんの一時期を除いて、翻訳ものからは遠ざかっていました。
とはいえ、時々、読んでみようかという気になって、最近ではローダンシリーズに手をつけて、すでに敗北したりしていますが。

でも、やっぱり気になるのは古典とされ名作と言われる本たちです。
なので、最近、少しずつですが読み始めました。
この10年ほどでしょうか、新訳本が出てきているせいもあります。
ン10年前は翻訳ものって文体が読みにくいという印象があって、遠ざかってしまったんですよね。
ただ、こちらはだいぶ前のことですが、シェークスピアの新訳本が出てきて、ずいぶんと違うものだなと思ったので、SFの方も再挑戦してみる気になったんです。

色々とある中、やっぱりこれが一番気になっていたので読んでみました。

うーん、かなり時間がかかりました。
結構大変でした。

戦前に書かれた本ということを考えるとすごい内容です。
でも、あれはもう翻訳がどうのではなく、内容が私に向いていなかったということなんでしょう。
途中の延々と続く挿入部分がかなりきつかった。
そこに至るまでの前半も、気が滅入る一方で入り込めなかった。
後半はどうなるかと期待しながら読んでいけたのだけれど、はっきり言って良くわからなかったし、やっぱり気の滅入るものだった。

現在、世界のどこかで一部似たようなことがあるのだろうと思う(というか、ある)。
そして、そういうものを直視したくない自分がいる。
色々と嫌なことを見たり聞いたり経験したりして、仕事も生活もしているので、私個人で読む本にはそういうのは向かないというだけのことだ。
単なるチョイスのミス。

そこまで合わないと思いながらも読み終わってしまったのはそれだけ力のある作品だからということなのかな。
読者を選ぶ本なのかもしれない。
タグ:1984年
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