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宇宙軍士官学校 前哨 [本]

宇宙軍士官学校 前哨
ちょっと前に全部読みました。
この作者は初めてだったんですが、ラノベとか書いてる人らしいですね。
どうりで読みやすい。

ラノベではない分、主人公の年齢設定がちょっと高めで、その分無理がない感じ。
最初から15歳の子を指導するってことが明確なので、途中からワラワラと子供が出てきても驚かなかったけど、その辺で一瞬腰が引けたかな。
そういえば、ガンダム・サンダーボルトにも似たような(学校の教官じゃないけど)、ちょっと似たようなところあったっけね。
ベースの部分が両者は違うけど・・・・

主人公は出来すぎな感じはするけれど、ともすれば世界に比べて卑屈になりがちな日本人のものの見方というか考え方というか、そういうところを結構ポジティブにとらえている気がして嫌いになれなかったです。
不思議なことにこの人が好きって言うキャラが全然ないまま、読んじゃったって本でした。
一番好きだったのは、AIのロボだったかも。

あと、職人的な人とか、技術バカみたいな人にスポットを当てて重要な職に抜擢しているところなんかは、好感度アップのポイントでした。
ほとんど変人の域に入っている技術屋さんには、そこをちゃんとフォローできる人物がいて、まとめて異動というのもいいですね。
変な奴すぎて、すごい人なのに避けられちゃってる人って結構いるんだけど、こういううまくニーズとの仲介を出来る人がいれば、もっといろんなことがスムーズに進むよなって思うことありません?

技術屋のチームの組ませ方とかもうまい。
インターナショナルってかユニバーサルなプロジェクトなのに、末端ではそれまでのバックグラウンドを考慮して意思疎通がうまくいくように国単位とかでチーム組ませるとか。
そー、組織運営ってこれがうまくいけばいうことなしなのよ、って。
そうそう簡単にいくもんじゃないっすけどね。

お話はおいしいところで余韻のこして終わらせてますね。

作者本人も、続編書く気満々のようなので、楽しみです。
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