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前田建設ファンタジー営業部 [映画]

前田建設ファンタジー事業部
もう映画館では終わっちゃってますね。
ちゃんと封切館で観ました。

これって、ほぼ前田建設のコマーシャルみたいな映画ではあるんですが、日本のモノづくりのすごさを感じました。
出てくる会社名も実名だし、マジンガーZの画像も出まくりだし。
なんか、これまでにないジャンルの映画を見た気がしました。
で、あれをまた、本当にやっているという事実にもびっくりしました。

ああいうことができるってすごいですよ。
お金と時間があれば、結構なことができちゃうという事実もすごい。

で、何よりあの映画で感動したのは現場!!!!
トンネル掘削、ダムサイト、工場、試験場・・・・
やっぱり現場だよなぁ。
それぞれの専門家の熱い語り口もすごくわかる気がしました。
役者さんが熱演してましたが、まあ、技術屋なんてあんなもの。
好きで好きでたまらないという人たちがしつこいくらいの愛を持って技術を語る。
知らない方々には滑稽に見えるのかもしれませんが、現実にああいう人はたくさんいます。
ちょっと分野は違うけど、私にも多分ああいうところはある。
語りだしたら止まらない。

うっとおしいくらいの情熱とばかばかしいシチュエーションを楽しみたい方にはぜひ見ていただきたいです。
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水晶庭園の少年たち [本]

水晶庭園の少年たち
えーと、全部で3冊出ています。
全部読んだのでまた目と感想書きます。

これはコロナ騒ぎの前に図書館で借りました。
あっという間に読んでしまいました。

本屋で見つけて、何となくマニアックな雰囲気が漂っていて、そそられたのですが、マニアックすぎて買うのをためらってしまったんですね。
変な方向にマニアックだったらどうしようって。
(マニアックな時点で変かもしれませんが)

で、これは驚いた。
普通のファンタジーなのに、やたらと鉱物の説明が専門的。
ま、ちゃんと鉱物を勉強した身としては、ちょっとした不満はあるんですが、それにしてもここまで専門的な内容を普通の小説にさらっと書いてしまうところがすごい。
鉱物は確かに美しいんですよ。
眺めていて全く飽きない。
磨いたものもきれいだけど、原石がいい。

で、この本のタイトルにある水晶は鉱物の中でも誰でも知っている名前ですよね。
"本名”は石英ですが。
石英も語らせたら、かなり長く書ける自信はありますが、この本では日本式双晶がメインキャラの一つですね。
抱えるほどの透明な日本式双晶なんて、すごいだろうなぁ。

と、私のようなちょっと変わった人物がたくさん出てきて、作者さんも鉱物好きということがよぉく納得できる本です。
あんなふうに鉱物と語れたらいいらに、と本気で思ってしまいます。

そのためには、その辺にぞんざいに転がしてある石達をまずはきちんと整理するところからやらないとダメかしらね。
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渚にて [本]

渚にて
古典的SFを読んでみようシリーズです。

新訳なのですが、やっぱり翻訳物はちょっと疲れます。
しかも、結構長いんですよね。
最後はみんな死んじゃう話です。
救いようがない。

ちょっと性善説によりすぎているかな。
でも、もし本当に最後が来るのならああありたい、とも思います。

古い本なので、放射能に関する知識は物足りない感じがしますが、それはあまりうれしくない事実を現代人が知っているということでもあります。
死が迫っていることを知っている人々が、どう過ごすか、という群像劇なわけですが、なんとなく、現代に通じるものを感じました。
きっと自分には悪いことが起こらない、そう思いたい人達の愚かとも思える言動。
でも、自分だったらどうするだろう。
やっぱり、そう思いたいかな。

コロナウイルスが全世界に広まって、あちらこちらでワタワタしてますが、それもこの本に書かれているのとちょっと似た感情が、防御の手を鈍らせ、拡散してしまった原因かもしれません。

本書の最後のシーンは、描いてみせることができるほど印象が残りました。
長い小説ではありましたが、読んでおいてよかったと思いました。

この本は、たぶん年齢とともに感じるものがちがってくる本だと思います。
二十歳のころだったらお寄りまで読めずに力尽きてたかも。
あと、20年くらいしたら、もう一度読んでみたい本です。
タグ:渚にて
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バンダル・アード=ケナード けぶる砦の向こうに [本]

バンダル・アード=ケナード けぶる砦の向こうに
えー、だいぶサボっていたので、新しく読んだ分から…

コロナ騒ぎで図書館が閉まっているので、新しいものを読もうと思うと買うしかありません。
しかも、この数カ月、これまで読み続けていたもので新刊が出たのは一冊だけ。
仕方がないので、本屋でウロウロうろうろウロウロして、前からちょっと気になっていたものを買いました。
それが、この本です。

結果として、読んでよかった本でした。
ジャンルとしてはファンタジー?
そういう分類ってよくわかんないのですが。

傭兵が冒険する話です。
冒険といっても、竜や魔法使いは出てこない。
もうちょっと政治とか経済とかが絡んで、生臭い感じもしますが、キャラの性格は極めてわかりやすく、読みやすい本です。

厭味ったらしいおっさんたちがいっぱい出てきますが、それもスパイス。
そのうち、アニメになりそうな素材が詰まってます。

二巻目も出ているので、この分だと近いうちに買うことになるでしょう。

主人公が頼れるのか、頼りがいがないのか、よくわからないところもこれからのお楽しみでしょうか。
結構、強烈なサブキャラが色々といるので、シリーズとしてしばらくは出てきそうな気配です。

正直、表紙の絵は如何かなと思わなくもないですが、すでにどうでもよくなりました。
(読んでるときはブックカバーかけちゃうし)

これから楽しみな一冊が増えました。
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