紙の本

サイコパスで槙島が「紙の本、読みなよ」というセリフを述べたあたりから、「紙の本」という言葉が定着してきた気がする。
自分自身、電子書籍も読むのだけれど、紙の本には執着がある。

好きな小説は紙で持っていたい。
実は、本のとるスペースに悩んで電子書籍に手を染めたのだけれど、やっぱり紙が欲しい。

電子書籍も決して悪くない。
しおりを挟まなくても、続きはすぐに読める。
バックライトがついているリーダーとかタブレットなら、夜暗くても読める。
でも、やっぱり、紙をめくる感じがいい。

いま、何冊も紙にするか電子書籍にするか悩んでいるのがある。
ひとつにはシリーズもので場所を食うこと、ひとつには風呂に持ち込めないこと、さらにめくる感覚と寝落ちた時のどこ読んでいたのか探す手間。
場所がないがため、段ボール箱にいくつも詰めて手放した。
今となってはしまったと思う本もある。
ならばいっそ電子書籍で、という思いもある。
永久不滅に自分のものではないけれど（電子書籍は提供している会社がそっぽ向いたらそれまで持っていた本に対する権利もなくなる可能性がある）、いつでも読めるという頼もしさもある。

あー、そして今日も本屋で手に取った本を悩んで書架に戻した。
場所さえクリアできればなぁ。

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