SSブログ

ジョーカー・ゲーム [本]

ジョーカー・ゲーム
映画にもアニメにもなった本作ですが、今日は本の方の話です。

読む気になったきっかけはアニメでした。
もっとも、最初は、アイドル起用で映画になったのを知っていたので、録画して見る気もありませんでしたが、偶然、第一回目を見てしまったらおもしろかったので、全部見ちゃったってやつです。
で、本の方も本屋で平積みになっていたのですが、どうしようかなぁって感じで眺めてただけでした。

アニメが面白かったので、そのうち本も読んでみようかと。
しばらく間があいちゃいましたが、ちょっとしためぐり合わせで本を手にしました。

アニメで見ていたので、ストーリーは知ってるし、というかアニメが実に原作に忠実に作っているので(というのは読んでわかったことですが)新鮮みはなかったですが、あっという間に読み終わってしまいました。
たまたま読んでいる時間が取れたというのもありますが、これの前に読み終わった機龍警察から5日ですよ。

続編ではアニメ化されていない物語もあるようなので、そこも楽しみです。
仕事忙しいのに、どうやって時間作ろう。

最近は本やマンガが実写とアニメの両方になるものがそこそこあるので、どちらを先に見る(読む)か悩ましいところですね。
でも、たぶん、これの映画は借りてきてまでは見ないと思う。

映画では原作と違ったストーリーを作り、世界観も違ってしまい、さらにいらない色気とか役者を入れてファン狙い見たいのがありがちなので、あんまり好きではありません。
一番最初が映画なら、原作もアニメもより良いで盛り上がったかもしれないけど。
たぶん、当時見に行かなかったのはキャスト見て「あ、いいや」って思っちゃったんだと思う。
実写の怖さはできの良しあしとは別に、キャストの個性が出てしまうところだと思う。
そうでない役者もいっぱいいるけど、そこまでできるとは(個人的には)思えない人がメインで出てるとテンション下がるよね。

で、本題の本ですが、テンポもいいし、登場人物が魅力的。
ストーリーはわかっちゃってるけど、グッと入り込んでしまうものがある。
一つの世界観を作り上げたうえでの短編集だけど、その中にすっぽり入り込めちゃう。
権力を振りかざすものを嘲笑っているようなところも小気味よい。
しかも、その組織の中で。

ただ、元締めの結城が何のためにそこまで国のために仕事をしているのかが、わからない。
彼の下で働いている若者たちは、個人的には自己満足のために仕事をしているのかもしれないけど、では、結城は?
それもまた、自分のためなのか、何か別のもののためなのか。
力は麻薬である。
そこに囚われてしまった男でないことを祈る。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

機龍警察銀河鉄道999 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。